アメリカ株が注目されている理由は優れた企業に投資できる点だけではありません。過去の株価推移が堅調に推移している点もアメリカ株が注目に値する大きな理由です。アメリカ株への投資は世界の中心に投資すると言っても過言ではありません。
アメリカ株の主な取引所はニューヨーク証券取引所とナスダックです。
この2つには違いがあり、構成銘柄にも特徴があります。
アメリカの2つの取引所の違いを説明します。
大手企業が上場しているニューヨーク証券取引所は、ウォール街にあります。
ニューヨーク証券取引所は昔からある大手企業が上場しています。
ニューヨーク証券取引所の主な銘柄については、以下があります。
JPモルガンチェース
ジョンソン&ジョンソン
バンク・オブ・アメリカ
マスターカード
コカ・コーラ
日本でも名が知れ渡っている企業が数多く上場していますね。
ナスダックよりも伝統色の強い企業が多い構成です。
一方、アマゾンやフェイスブックなどの企業が取引されているのがナスダックです。
ナスダックは、ニューヨーク証券取引所に比べて、IT企業が多い傾向にあります。
主な構成銘柄については、以下があります。
アップル
マイクロソフト
ネットフリックス
ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ
日本でも馴染みのある企業が取引されています。
アメリカ株の取引時間は夏時間と冬時間の2つあります。
取引の開始時間が時期によって変わります。
3月~11月は日本時間22時30分から翌朝5時まで。
12月~2月は日本時間23時30分から翌朝6時までが取引時間です。
日本時間で月曜日の深夜から1週間の取引が始まり、土曜日の早朝に1週間の取引が終わります。
その他に気をつけないといけない点はアメリカの祝日です。
日本では平日でもアメリカが祝日なら、市場は開かれません。
反対に、日本が祝日でもアメリカの市場が開かれているケースがあります。
アメリカ株に投資する際は日本の取引時間との違いにも注意するようにしましょう。
また、昼の空き時間がない点も日本の市場とは異なる点です。取引時間の違いに気を配りながら、アメリカ株に投資していきましょう。
アメリカ株が注目されているのはアメリカ株価が、長年右肩上がりに成長していることが挙げられます。
リーマンショック以降のアメリカ株はかなり強い動きになっており、2010年の年末から2020年の年末までの10年間でNYダウ平均は約3倍になっています。
アメリカでは、会社は株主のものという意識がとても強くあります。
株主優先主義なので、株主の要求に応じないといけませんし、配当金を減らすのは株主の評価を下げることに繋がります。
従って、株主を優遇するためには利益を成長させる必要があるのです。
利益が落ちてしまっては株主を優遇できないからです。
日本とは株主に対する意識が違う点も、アメリカ株への注目度が高い要因です。
引き続き、アメリカの株価に世界の注目が集まっています。